「初のRyzenで快適環境を目指す!」
PC自作と言っても選定したパーツを取り付けていくだけの作業なので、誰にでも簡単にできる。小学生でもできる。(パーツの選定にはある程度の知識は必要だが)
まずは、すべての部品の箱を開封し、仮組みをしていく。仮組みをするのは、何かトラブルがあった場合、原因特定作業に移行するが、その際の作業性が非常に悪くなるからだ。マザーボードはいつものごとく静電気防止の袋に入っている。こういう時にベンチ台があれば良いのだが、持っていないので薄い段ボールの上に静電気防止袋を敷き、その上で作業することにする。
バックパネルは非常にシンプル 必要最低限のものしかない
マザーボードへは、まずCPUファンの台座から取り付ける。マザーボードについているCPUファン固定用の台座を外す。虎徹MarkⅡ固定用台座をネジで止めていく。
次にCPUの装着。レバーを少し横にずらし、上に持ち上げると台座がスライドするので、この状態でCPUを乗せていく。向きがあるので間違えないようにする。
次にCPUの上に冷却グルスを塗る。今回はクマグリス。グリスは伸ばす派なのだが、なんとも塗りにくい。(少し暖めればよかったのだろうか)まあまあのところで見切りをつけ、ヒートシンクを乗せ、ネジ止め。片側少しずつ締めていく。うまく取りついたので、次にファンの取り付け。専用金具で止めていく。CPUファンのケーブルをマザーボード上のCPUファン用端子に差し込み、終了。作業は順調だ。
ヒートシンクを止めるネジがマザーのコンデンサーと干渉しそうだ
次にメモリー。今回は2枚差し。取説の指定するスロットに差し込んでいく。スロット端のラチェットを下におろし、メモリーとスロットの切り欠きを合わせて押し込む。カチッという音がすればうまくいった証拠。
次にM.2 SSD。最初から取り付いているヒートシンクを外し、20度くらいの角度でスロットに差し込んでいく。差し終わったら、専用のネジで固定。その上にヒートシンクを取り付けて完了。
最後にグラボの取り付け。PCIeスロット端のラチェットを下におろし、差し込む。メモリーの時と同じだ。ディスプレイとDPポートをケーブルで接続。
いよいよ終盤。電源周りの接続だ。まずやることは、電源ユニットのスイッチが切れているか確認すること。スイッチの表示は|と〇だが、〇がオンと思っている人が多い。正解は|がオンで〇がオフだ。スイッチが〇の方になっているか確認しよう。ケーブルは24pinケーブル、8ピンCPUケーブル、グラボ用PCI 6pinケーブルの順に取り付ける。今回はM.2があり、動作確認のための仮組みなので、SATA用のケーブルは接続しない。
起動準備。電源ケーブルをコンセントに差し込み、電源ユニットのスイッチをオン。(|印方向)
スイッチオン、ポチッ! 各ファンが回り始めた。少し待つが画面には何も表示されない。
30秒経過。これは何か不具合か、初期不良なのかと思い始めた頃、やっとBIOSが立ち上がった。
良かった!ここまでくれば、ひと安心だ。この日はある程度のBIOS設定をして、スイッチを切った。(次回に続く)