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Apple Watch 3 Wi-Fi + Cellularの画面交換

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「修理に挑戦!生き返るのか!」

アップルウォッチSeries3が登場し、即飛びついたのはもう数年前のこと。

Series2はiPhoneとセットでの運用が条件だったが、Series3からはウォッチ単体での運用が可能になった。当時はついにここまで来たか!と感動したのを覚えている。

早速、auショップでナンバーシェアを契約し、使い始めた。アップルウォッチLTEは三大キャリアでしか契約ができない。(現在も変わってないようだが)今日現在、アップルストアでは未だこのSeries3が販売されているようだ。格安の19,800円(税別)! 但し、Wi-fi+Cellularモデルは販売されておらず、wifiモデルのみ。

良い点

  • メールやメッセージ、ライン通知が来た時、iPhoneをいちいち見なくても確認ができる
  • iPhoneがなくても、ウォッチ単体で電話をかけたり、受けたりできる(Wi-fi+Cellularモデルのみ)
  • 文字盤を好きなものにすぐに変更できる
  • バンドがサードパーティー製も含めると非常にたくさんの中から選ぶことができる
  • 好きな音楽が入れられる(聞くにはbluetoothヘッドホン必須)

悪い点

  • バッテリーの持ちが悪い(1日くらいしかもたない)
  • 購入後、すぐには使用できず、iPhoneとのペアリングが必要。ペアリングなしでは文字盤の表示すらできない
  • アプリに関しては、同じアプリをiPhoneで使う方が使い易い
  • 最新のWatchOSを使うには、iPhoneのOS(iOS)を最新にしなければならない(WatchOSのバージョンと整合したiOSにしなければならない)
  • 文字盤の常時点灯ができないので、時間確認はウォッチを傾けなければならない(Series5からは可能)




前置きはこのくらいにして、本題。

2017年10月にSeries3 Wi-fi+Cellularモデルを購入し、問題なく使用していた訳だが、ある日ふとウォッチを見ると画面が真っ暗。傾けても、振ったりしても変わらない。バッテリー切れかと思い、充電器に乗せると例の「チーン」の音。どうやら音は出るし充電もできるようだ。

でも何かおかしい。電源を落としたときのように本当に真っ暗という訳でもなく、目を凝らしてみるとうっすらと文字盤が表示されている。画面上部には白い直線状の筋が出ている。

つまり、画面が物理的に故障したみたいだ。すぐに正確な購入日を納品書から確認。なんと、保証期間を1ヶ月過ぎている!

アップルのサイトで修理方法や修理費用を調査すると、目を疑うような金額。これじゃあ、買った方がいいじゃん!というレベル。

Apple Careにも加入してないし、どうするか迷ったが、結局、何もしないことにした。

とりあえず、ナンバーシェアを解約。ウォッチのペアリング解除と初期化をし、もう使うことはないだろうと机の引き出し奥にしまい込んだのであった。

購入してからほぼ1年で使用不可能となり、本当に無念というか残念でしょうがなかった。




それから、約2年。机の引き出しの整理をしているとこいつがあることに気付き、あの残念な日のことを思い出してしまった。

ダメもとで修理してやろう!と決意。早速、ネットで修理部品を漁りだす。

画面だけ交換すれば直るのではという安直な考え。発売から数年経っているので、交換部品も結構出回っているのではないかと思ったが、販売しているところがあまりない印象。

結局、ebayで個人輸入することに。数日後に交換部品が届いた。注文したものは、画面交換用アセンブリ品と3Dタッチ用のセンサー、防水用両面テープ、合計で2万円くらい。

画面は中古品から引き剥がしたものだろう。画面アセンブリ品はすぐにWi-fi+Cellularモデル用と確認できた。




いよいよ、問題のウォッチの分解に入る。

まずは暖めから。ヒートガンでウォッチを暖める。結構入念に。素手では触れないくらいに。

薄く柔らかめの板状のものを本体と画面の間に入れ、画面を引き離していく。暖めては引き離すという感じ。内部にリボンケーブルがあるので慎重にしなければならない。

画面が剥がれたら、本体と画面を繋いでいるリボンケーブル3本を外す。

結構慎重にやったつもりだったが、3Dタッチ用センサーが断線していた。買っておいて良かった。本体から3Dタッチセンサーを取り外し、本体周辺の両面テープの残骸、糊をきれいに除去する。脱脂後、新しい3Dタッチセンサーを取り付ける。新しい画面アセンブリ品を本体に取り付け、一応この時点で動作確認。




おおっ!リンゴマーク出現!それからペアリングして下さい表示に移行!

復活したか!

とりあえず、復旧作業続行。

3Dタッチセンサーの表面のシールを剥がし画面を接着する。ヒートガンで少し暖め、本体と画面を洗濯ばさみのようなものではさむ。1日放置。完成!

次にペアリング作業。ここで問題発生。ペアリングができない!何回やっても「ペアリングできません」となり、すぐに解除されてしまう。

ここで、壊れる直前にWatchOSをバージョン5にしたことを思い出す。iOSはバージョン12でないとペアリングできないことに気が付く。手持ちのiphoneXのiOSのバージョンは13.5。これが原因だろう。ここまで来たら後戻りできない。中古のiPhone6を購入。iOSバージョンは12.4.8




早速、ペアリング開始、アップデートはスキップ。ぺリングが完了しましたの画面出現。

が、このあとの設定中に「ペアリングできません」の残念なお知らせ。何回か再トライするも同じ結果。iPhone、ウォッチともに初期化、再起動、いろいろやってもダメ。結局、アクティベートができないって感じ。

ファームウェアの再フラッシュも考えたが、純正ipswファイルもないし、iBUS購入にも結構出費がかさむ。再フラッシュしても動作するという保証はない。ということで、ここで断念(泣)

ほんと新品買えたわ!

来月、処理困難物として廃棄する予定。

おわり。

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