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小型船舶操縦士免許

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「ペーパードライバー」

来年に小型船舶操縦士免許の更新がある。もう5年経つのだ。早い。。

操船はもう長いことやっていないので、ペーパードライバー化している。

一応、現在で言うところの「1級」「特殊」を持っている。

若いころに水上バイクに乗りたくて、当時の「4級」小型船舶操縦士免許を取得した。

平成16年11月からの免許制度改正にともない、現在の1級、2級、特殊というカテゴリーになった。

改正後の更新時に2級から1級に進級する講習を受講したため、1級及び特殊(特殊は既得権というやつ)なのだ。

現在は、水上バイクを操縦するためには、「特殊」の免許を取得しなければならない(一級・二級の免許では操縦できない)。

出典:国土交通省ホームページ (当該ページ)

今思えば、取得するのにお金もかかったし、時間もかかった。

特に難しかったのは、実技での着岸。

アクセルレバーを前に倒せば前進、後ろに倒せば後進、真ん中にある状態が中立。

現在はどうか分からないが、当時の着岸実技は後進の使用は不可だった。

船にはブレーキがないので、減速したい時はアクセルレバーを後進に入れるのが効率的。

ところが、着岸点に近づいたらアクセルレバーを中立にし、方向は舵、速度は惰性でコントロールしなければならなかった。

要するに速度は経験と勘で勝負なのだ。

免許を取得してからは、後進を使うが、なんでそのようなことをさせられたのか、今も分からない。

話は戻るが、その更新講習は失効日の1年前から受けることができるので、受講、更新手続きに行ってきた。

1時間の講習のうち、救命胴衣に関する話が半分以上だった。

確かに救命胴衣の有無は落水時の生死を分けるといっても過言ではない重要なものだ。

 

出典:公益財団法人 海技免状更新協力センター 「海技と知識」

平成30年2月1日から甲板上にいる人は全員着用が義務化されたようだ。

船長も甲板に立つことがあるので、実質全員着用が義務化されたということだ。

救命胴衣の着用義務違反は違反点数2点である。

もう一つは、平成28年7月1日から義務化となった発航前検査の実施のお話し。

プレジャーボート海難事故の約4割は、機関等の点検不足に起因するエンジン停止・航行不能となる事故だそうで、発航前検査を確実に実施し、その記録を所持しておかなければならない。

発航前の検査義務違反も同じく違反点数2点だ。

出典:公益財団法人 海技免状更新協力センター 「海技と知識」

海上は、陸上と違い天候に左右されやすく、短時間で状況が急変する場合が多い。

その上、救助となった場合も波や風、昼間、夜間かによって救助に向かうことすらできない場合もある。

年々、法改正の下、様々な要件が厳しくなるが、人命には代えられない。

今後、操船することがあるかどうか分からないが、多方野からの情報を得ることはとても楽しい。

有意義な時間であった。



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